ボトックス治療について
日本では現在、眼瞼痙攣、片側顔面痙攣などの治療において、保険診療が認められています。
眼瞼痙攣・顔面痙攣とは、眼の周り、口の周りなどの痙攣のことで、症状としては痙攣として自覚する場合もあれば、まぶしくて自然に眼をつむってしまう、ドライアイ、など様々な痙攣以外の症状として自覚する場合があります。
治療は、ボツリヌス毒素の注入が主体に行われています。ボツリヌス菌は、神経の伝達を阻害する毒素で、筋肉を麻痺させる作用があります。緊張している眼の周りの筋肉に、お薬を直接注射することで痙攣や収縮の原因になっている神経の働きを抑え、緊張している筋肉を緩めるものです。
皮膚表面に直接注入しますので、痛みがありますが、当院では痛みを減弱するための麻酔を併用しており、痛みをできるだけ減弱しながら行っております。